ダイヤ1達成【スキドレ抜きエルドリッチ】
最終更新：ID:BAUZ3O/5Zw 2023年11月12日(日) 22:19:45履歴
方針 
かなり変則的なデッキですが、一般的な【エルドリッチ】デッキの解説・対策方法をメインに書いていきます。
＊追記:この記事は3/9から書きはじめました。制限改訂つき一部使いにくくなるギミックがあります。
そのためデッキよりもMDを始めたての頃にデュエルをしていてつまずいた裁定や知っておきたかったルールの部分に力を入れて書きました。
他のデッキを扱う際にも知っておいたほうがいい内容が大半なので、知らないことがないかチェックしながら読んで貰えると嬉しいです。
(4/25追記)
＊追記:この記事は3/9から書きはじめました。制限改訂つき一部使いにくくなるギミックがあります。
そのためデッキよりもMDを始めたての頃にデュエルをしていてつまずいた裁定や知っておきたかったルールの部分に力を入れて書きました。
他のデッキを扱う際にも知っておいたほうがいい内容が大半なので、知らないことがないかチェックしながら読んで貰えると嬉しいです。
(4/25追記)
この記事を読んで分かること
・「破壊」と「墓地へ送る」
・「選ぶ」と「対象に取る」
・「チェーンブロック」
・「時の任意効果」と「タイミングを逃す」
・「発動条件(コスト)」と「効果」の違い
・効果外テキスト
・「墓地へ送られた」タイミングで発動するカードを不発にする方法
・「無効化」されることによりステータスが戻る効果と戻らない効果の違い
・「無効し破壊する」効果が効くカードと効かないカードの違い
・「効果による特殊召喚」と「ルールに基づく特殊召喚」の違い
・《原始生命態ニビル》を手札に温存したまま、リリース効果だけを使う方法
・《スキルドレイン》が強化状態の《黄金卿エルドリッチ》のステータスをリセットしない理由
・《神の宣告》や《崇光なる宣告者》で無効にできない効果
・エルドリッチの見落とされがちな効果
・エルドリッチのテクニック
・エルドリッチの対策
(・新環境のエルドリッチ)
・「選ぶ」と「対象に取る」
・「チェーンブロック」
・「時の任意効果」と「タイミングを逃す」
・「発動条件(コスト)」と「効果」の違い
・効果外テキスト
・「墓地へ送られた」タイミングで発動するカードを不発にする方法
・「無効化」されることによりステータスが戻る効果と戻らない効果の違い
・「無効し破壊する」効果が効くカードと効かないカードの違い
・「効果による特殊召喚」と「ルールに基づく特殊召喚」の違い
・《原始生命態ニビル》を手札に温存したまま、リリース効果だけを使う方法
・《スキルドレイン》が強化状態の《黄金卿エルドリッチ》のステータスをリセットしない理由
・《神の宣告》や《崇光なる宣告者》で無効にできない効果
・エルドリッチの見落とされがちな効果
・エルドリッチのテクニック
・エルドリッチの対策
(・新環境のエルドリッチ)
目次
ある日のデュエル
←(クリック)
デッキのコンセプト
「【エルドリッチ】は制圧罠なんて使わずに殴りあった方が強いんじゃないか？」
そう考え試しにデッキを組んで回してみると思いの外、強かったため記事にすることにしました。
そもそも一般的な【エルドリッチ】のデッキには以下のような特徴があります。
その特徴を活かし制圧罠を使って、
一方的に敵を封じる動きが強力です。
特に《スキルドレイン》はたった一枚でほぼ全てのデッキを機能不全に追いやれるほどのパワーがあります。
ただし、例外的に自分の制圧罠によって大きく動きが阻害されてしまうケースもあります。
「EXデッキから違う『種族』『属性』のモンスターを『特殊召喚』してフィールドで『モンスター効果』を発動する」
場合です。
冒頭のように、《スキルドレイン》等の自分の制圧罠に引っかかってしまうんですね。
そのためEXデッキを《金満で謙虚な壺》や《強欲で金満な壺》のコストにして、《スキルドレイン》等の強力な制圧罠を引きにいく動きが一般的です。
誰が言ったか「【エルド】のエクストラデッキは壺の餌」
【エルドリッチ】のEXデッキは軽視される傾向にあります。
確かに制圧罠は強力ですが、一度壺の餌にされているEXデッキのモンスターに眼を向けてみましょう。
・２０００ものバーンダメージを出せる《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》
・６０００という桁外れの攻撃力で２〜４回攻撃出来る《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》
・最強の効果耐性をフリーチェーンでばら撒ける《No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ》
・破壊耐性を貫通して全体除去する《天霆號アーゼウス》
どれも強力なものばかりです。
しかも簡単に召喚出来るエルドリッチを二体並べるだけで召喚条件を満たせるので、これまた簡単に召喚できます。
また【エルドリッチ】の罠モンスターたちのレベルは概ね５に統一されているため罠モンスター同士のエクシーズに向いています。
そこで私は思いました。
「ひょっとして制圧罠で動きを縛るより、EXデッキのモンスターをちゃんと活用した方が強いんじゃないか」
そう考え試しにデッキを組んで回してみると思いの外、強かったため記事にすることにしました。
そもそも一般的な【エルドリッチ】のデッキには以下のような特徴があります。
- 『モンスター効果』をフィールドで発動しない
- 『魔法カード』が少ない
- 『特殊召喚』をあまり行わない
- 『属性・種族』が統一されている
その特徴を活かし制圧罠を使って、
- 『モンスター効果』を《スキルドレイン》で封じる
- 『魔法カード』を《王宮の勅命》で封じる
- 『特殊召喚』を《虚無空間》で封じる
- 『属性』を《御前試合》で封じる
- 『種族』を《群雄割拠》で封じる
一方的に敵を封じる動きが強力です。
特に《スキルドレイン》はたった一枚でほぼ全てのデッキを機能不全に追いやれるほどのパワーがあります。
ただし、例外的に自分の制圧罠によって大きく動きが阻害されてしまうケースもあります。
「EXデッキから違う『種族』『属性』のモンスターを『特殊召喚』してフィールドで『モンスター効果』を発動する」
場合です。
冒頭のように、《スキルドレイン》等の自分の制圧罠に引っかかってしまうんですね。
そのためEXデッキを《金満で謙虚な壺》や《強欲で金満な壺》のコストにして、《スキルドレイン》等の強力な制圧罠を引きにいく動きが一般的です。
誰が言ったか「【エルド】のエクストラデッキは壺の餌」
【エルドリッチ】のEXデッキは軽視される傾向にあります。
確かに制圧罠は強力ですが、一度壺の餌にされているEXデッキのモンスターに眼を向けてみましょう。
・２０００ものバーンダメージを出せる《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》
・６０００という桁外れの攻撃力で２〜４回攻撃出来る《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》
・最強の効果耐性をフリーチェーンでばら撒ける《No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ》
・破壊耐性を貫通して全体除去する《天霆號アーゼウス》
どれも強力なものばかりです。
しかも簡単に召喚出来るエルドリッチを二体並べるだけで召喚条件を満たせるので、これまた簡単に召喚できます。
また【エルドリッチ】の罠モンスターたちのレベルは概ね５に統一されているため罠モンスター同士のエクシーズに向いています。
そこで私は思いました。
「ひょっとして制圧罠で動きを縛るより、EXデッキのモンスターをちゃんと活用した方が強いんじゃないか」
そもそも【エルドリッチ】って？
デッキをさらっと説明
上の図の通り、サポートカードをデッキからひたすらサーチして循環させていくデッキです。
延々とサーチ出来るので継戦能力が非常に高いのです。
図の左側で三枚重ねになっている【エルドリクシル】カードは全てエルドリッチを召喚する効果を持っています。
どれか一枚でも引けば、そのままデッキ・手札・墓地に眠るレベル10・攻撃力2500の《黄金卿エルドリッチ》を簡単に特殊召喚出来ます。
ヤバいですね。
図の右側の【黄金卿】カードは発動後モンスターになり、敵のカードを破壊・除外します。
(以後、図の左側のサーチカードを【エルドリクシル】・図の右側の罠モンスターカードを【黄金卿】カードと略します)
まとめると
敵のカードを破壊・除外しながら《黄金卿エルドリッチ》を延々と召喚するデッキです。
【エルドリッチ】をさらっと説明
そもそも《黄金卿エルドリッチ》とはどんなカードなのか？
下の図を見てもらえば大体分かります。
ご覧の通り、強いことしか書かれていません。
さらに詳しく見ていきます。
《黄金卿エルドリッチ》の効果は以下に示す通りです。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：手札からこのカードと魔法・罠カード１枚を墓地へ送り、
フィールドのカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
(2)：このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの魔法・罠カード１枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札に加える。
その後、手札からアンデット族モンスター１体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは相手ターン終了時まで、
攻撃力・守備力が１０００アップし、効果では破壊されない。
- (1)について
《黄金卿エルドリッチ》と「魔法・罠カード」。
手札のカード二枚を墓地へ送る代わりにフィールドのカードを一枚墓地に送る能力です。
一見、２:１交換のアド損(自分の方が敵よりもカードを捨てていること)に見えますが、実は違います。
この効果は０:１交換のぶっ壊れ能力です(！？)
【エルドリッチ】の魔法・罠カードは、墓地でサーチ効果を発動します。
これらをコストとして墓地へ送ることで、サーチ効果が発動しデッキからカードを補充出来ます。
また墓地に送られた《黄金卿エルドリッチ》は(２)の復活で来るため、これもアド損にはなりません。
結果的に２枚のカードを墓地へ捨てているのに、２枚のカードがフィールドに着地するふざけた能力になっています。
また「墓地へ送る」という部分も強いです。
何故なら相手の破壊耐性を無視出来るからです。
分からない方は下の図を見てください
「破壊する」も「墓地へ送る」も同じことやんけ！
と思われるかもしれんが、別扱いです。
これにより《黄金卿エルドリッチ》は「破壊されない」効果を持つ《時械神サンダイオン》や《ＦＮｏ.０ 未来龍皇ホープ》といった処理の難しいモンスターを「墓地へ送る」ことが出来るのです。(無効にされないとは言ってない)
- (２)について
墓地から蘇る能力です
一言で言えばセルフ死者蘇生です。
これにより
は何度倒されてもフィールドに舞い戻ることが可能です。
激ヤバですね。
しかも蘇った《黄金卿エルドリッチ》は、
・攻撃力守備力＋１０００
・効果で破壊されない
一時的に強化状態になります。
攻撃力３５００という派手なパワーアップに目を奪われる方が多いようですが、「破壊耐性」も非常に強力です。
たまに強化状態の《黄金卿エルドリッチ》に対して、《奈落の落とし穴》や《激流葬》を発動する方を見かけますが無駄撃ちになるので控えてください。
また、この「破壊耐性」は先述の「墓地へ送る」効果には無力なので気をつけましょう。
つまり
エルドリッチを倒せるのはエルドリッチなんですね。
また、あまり知られていませんがこの効果は黄金卿エルドリッチ以外にも付与出来ます。
| 例えば １.墓地でエルドリッチの蘇生効果を発動 ↓ 2.墓地のエルドリッチを手札に回収 ↓ 3.手札のエルドリッチ以外のアンデット族を強化状態にして特殊召喚 |
この運用をする際は《死霊王 ドーハスーラ》等の高レベルアンデッド族を特殊召喚するのが一般的です。
当然ですがこの方法で特殊召喚されたモンスターにもしっかり破壊耐性は付与されます
(対戦相手は特殊召喚された場のモンスターの効果をいくら読んでも、「破壊耐性」は手札にいる《黄金卿エルドリッチ》によって付与されたものなので確認することが出来ません。普段、【エルドリッチ】を使わない方は見落としやすい点なので覚えておきましょう)
弱点
弱点は除外です。
何度倒されても何度でも復活する《黄金卿エルドリッチ》ですが、除外されると復活することが出来ません。
大抵の【エルドリッチ】デッキは戦闘をほぼ全て《黄金卿エルドリッチ》に任せているため、《黄金卿エルドリッチ》を除外されると何も出来ません。
いわゆる環境デッキと呼ばれる強いデッキほど、除外手段を豊富に持っていることが多いので気をつけましょう(気をつけ方は後ほど記載します)
何度倒されても何度でも復活する《黄金卿エルドリッチ》ですが、除外されると復活することが出来ません。
大抵の【エルドリッチ】デッキは戦闘をほぼ全て《黄金卿エルドリッチ》に任せているため、《黄金卿エルドリッチ》を除外されると何も出来ません。
いわゆる環境デッキと呼ばれる強いデッキほど、除外手段を豊富に持っていることが多いので気をつけましょう(気をつけ方は後ほど記載します)
まとめ
一枚で数多くの能力を持つ上に手厚いサポートを誇る《黄金卿エルドリッチ》。
EXにこだわらなければ安く、直感的にプレイしても容易にデッキを回せるので初心者にオススメ出来ます
(ちょっとしたコツはあるのでこれも後ほど記載します)
EXにこだわらなければ安く、直感的にプレイしても容易にデッキを回せるので初心者にオススメ出来ます
(ちょっとしたコツはあるのでこれも後ほど記載します)
デッキレシピ
| レア | カード名 | 数 | レア | カード名 | 数 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| UR | エフェクト・ヴェーラー | 3 | SR | 瑚之龍 | 1 | |
| UR | 増殖するG | 3 | UR | PSYフレームロード・Ω | 1 | |
| UR | ユニゾンビ | 1 | UR | 天威の龍鬼神 | 1 | |
| UR | 灰流うらら | 3 | UR | テセウスの魔棲物 | 1 | |
| UR | 屋敷わらし | 2 | UR | セイクリッド・プレアデス | 1 | |
| UR | インスタント・フュージョン | 1 | N | No.61 ヴォルカザウルス | 1 | |
| UR | 死霊王 ドーハスーラ | 1 | UR | 紅貴士−ヴァンパイア・ブラム | 1 | |
| UR | ラーの翼神竜−球体形 | 1 | UR | 超弩級砲塔列車グスタフ・マックス | 1 | |
| UR | 黄金卿エルドリッチ | 3 | UR | No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ | 1 | |
| UR | 原始生命態ニビル | 1 | UR | フルール・ド・バロネス | 1 | |
| UR | 無限泡影 | 2 | UR | 超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ | 1 | |
| UR | ライトニング・ストーム | 1 | UR | 天霆號アーゼウス | 1 | |
| SR | 黒き覚醒のエルドリクシル | 2 | UR | 水晶機巧−ハリファイバー | 1 | |
| SR | 呪われしエルドランド | 2 | UR | 神聖魔皇后セレーネ | 1 | |
| R | 白き宿命のエルドリクシル | 2 | UR | アクセスコード・トーカー | 1 | |
| SR | 拮抗勝負 | 3 | ||||
| SR | 紅き血染めのエルドリクシル | 3 | ||||
| R | 黄金郷のワッケーロ | 3 | ||||
| R | 黄金郷のコンキスタドール | 3 |
赤文字……ふつうのエルドリッチには入らない
オレンジ……一部のエルドリッチは入れてるが採用率は低い
＊一目見て分かる通り変なデッキですので、万が一エルドリッチを初めて組む方がいらしたら先駆者(-【初心者向け】プラチナに行ったエルドリッチ -よく分かる！名推理型エルドリッチのすゝめ)のレシピを参考にした方がいいと思います。
採用枚数の基準
３枚……初手の中に１枚はどうしても欲しい。もし２枚引いて被ったとしてもさほど問題にはならないほど重要なカード
２枚……初手の中に１枚あるとやや嬉しい。ただし２枚引いて被るのは避けたいカード
１枚……素引きは避けたいが特定の状況で引きたいカード。サーチや増殖するGによりドローする前提でピン刺し
デッキ概要��
なにこれ？
デッキレシピを見てもらえれば分かるように「先攻制圧を突破すること」に命をかけたデッキになっています
現代の遊戯王は先攻１ターン目に相手の動きをがんじがらめに封じるデッキが主流です。
多くのデッキは『相手が強力なモンスターを出す前に封じてしまおう』というコンセプトの元組まれています。
しかしこのデッキの場合は制圧罠を抜く都合上、先攻時の制圧力がほぼ皆無になってしまいます。
自然とデッキを後攻に特化させ、相手の制圧を突破していく形になりました。
制圧への対処方法は違いますが、アドバンテージの増やし方は【ドラゴンメイド】や【閃刀姫】に近いイメージです。
＊参考リンク
(-【閃刀姫 副葬採用型】)
特にこの記事の《アクセス・コードトーカー》の召喚方法はこのデッキでも使うのでおススメです。
現代の遊戯王は先攻１ターン目に相手の動きをがんじがらめに封じるデッキが主流です。
多くのデッキは『相手が強力なモンスターを出す前に封じてしまおう』というコンセプトの元組まれています。
しかしこのデッキの場合は制圧罠を抜く都合上、先攻時の制圧力がほぼ皆無になってしまいます。
自然とデッキを後攻に特化させ、相手の制圧を突破していく形になりました。
制圧への対処方法は違いますが、アドバンテージの増やし方は【ドラゴンメイド】や【閃刀姫】に近いイメージです。
＊参考リンク
(-【閃刀姫 副葬採用型】)
特にこの記事の《アクセス・コードトーカー》の召喚方法はこのデッキでも使うのでおススメです。
事故らないの？
後攻時の捲り札があまりに多いため一見事故が起きやすいように見えますが、【エルドリッチ】デッキの中でも初動札は１０枚とむしろ多い方です。(《黄金卿エルドリッチ》や【黄金卿】カード等を初動札に含めると２１枚になりますが、手札の組み合わせ次第では初動にならないため今回は初動に含みません)
後攻１ターン目に初動札を引ける確率は83.625%と低くはありません。
もちろん純デッキに比べて汎用罠をエルドリッチの効果発動コストにし辛いため、単純に比較は出来ませんが、手札事故を起こした時はその分後手の捲り札を大量に引けているはずです。
その場合は大量の後手捲り札で制圧や展開を妨害しつつ、手札誘発モンスターから《アクセス・コードトーカー》や《PSYフレームギア・Ω》等を展開してやり過ごすといった構築になっています。
本来事故要因であるはずの手札誘発モンスターを雑に展開に繋げていけるのは召喚権が余っていて、テーマ内のモンスターをフィールドから墓地に落とすことに意味のある【エルドリッチ】ならではの特徴だと思います。
後攻１ターン目に初動札を引ける確率は83.625%と低くはありません。
もちろん純デッキに比べて汎用罠をエルドリッチの効果発動コストにし辛いため、単純に比較は出来ませんが、手札事故を起こした時はその分後手の捲り札を大量に引けているはずです。
その場合は大量の後手捲り札で制圧や展開を妨害しつつ、手札誘発モンスターから《アクセス・コードトーカー》や《PSYフレームギア・Ω》等を展開してやり過ごすといった構築になっています。
本来事故要因であるはずの手札誘発モンスターを雑に展開に繋げていけるのは召喚権が余っていて、テーマ内のモンスターをフィールドから墓地に落とすことに意味のある【エルドリッチ】ならではの特徴だと思います。
デッキの強さ
『スキドレ抜きなんてそら弱いやろ』と言われてしまいそうですが
このデッキのみを使用して月初にプラチナ１到達、9連勝出来るくらいのデッキパワーがあります。
純構築よりも後手から捲る力が非常に強く、EXデッキのモンスターを状況に応じて自由に出せるのは明確な強みです。
展開系制圧系のデッキが幅を利かせているランクマッチにおいては安定して勝ちやすく感じました。
＊5/9追記
ダイヤ1到達しました。
正直、最初は縛りプレイ感覚で組んだデッキですが、最近ではガチデッキとしてランクマで使用しています。
(リミレギュ改訂後の環境でこのデッキを通用させるのはやはり厳しいと思います。やりようによっては通じる可能性はあるとは思いますので来月のランクリセット後に試してみようと思います)
カード紹介
エルドリッチ関連カード
 | 黄金卿エルドリッチ |
| そもそも【エルドリッチ】って？をご覧ください(リンクを踏むとページの上に戻ります) |
 | 黒き覚醒のエルドリクシル |
| 分類:【エルドリクシル】 解説:デッキの《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚出来ます。完全に初動専用のカードです(正式名称が長いので以後『黒き』と表記します) 見落とされがちですが、既に《黄金卿エルドリッチ》がフィールド上にいる場合はアンデット族なら何でも特殊召喚することが可能になります。 逆にフィールド上に《黄金卿エルドリッチ》が存在しない場合は《黄金卿エルドリッチ》以外のモンスターを特殊召喚することは出来ません。 これは『黒き』『紅き』『白き』全ての【エルドリクシル】カードの共通効果なので覚えておいて損はないでしょう。 アンデドーハ等の混合デッキを相手にする際は【エルドリクシル】カードの発動にチェーンしてフィールド上の《黄金卿エルドリッチ》を処理することでサーチ先を《黄金卿エルドリッチ》に絞ることが可能となります。(相手が純エルドの場合はどのみち《黄金卿エルドリッチ》をサーチして来ることも留意しましょう) 一見万能なサーチカードに見えますが、使ってみると非常に使い辛さが目立つカードです。 【エルドリクシル】カードの共通デメリットには「発動したターンはアンデット族しか特殊召喚出来なくなる」というものがあるため、本来ならデメリットを無視できる相手ターンに発動していきたいカード。 しかし、この『黒き』は通常魔法であるため【エルドリクシル】カードの中で唯一自分のターンにしか発動出来ません。 その上、一ターンにフィールド・墓地どちらか片方でしか発動出来ないため、二枚同時に引いてしまうと二ターン目に手札と墓地、どちらかの《黒き覚醒のエルドリクシル》の発動を諦めなければなりません。 また、サーチされたモンスターは守備表示でフィールド上に特殊召喚されるため魔法カードではあるにもかかわらず即効性が低いのです。 初動以外の用途に使いづらい上に複数枚同時に引きたくないカードなのですが、純構築に比べて《黄金卿エルドリッチ》の効果コスト用の罠カードが少ないこのデッキにおいては貴重な初動であるため２枚採用 |
 | 紅き血染めのエルドリクシル |
| 分類:【エルドリクシル】 解説:デッキ・墓地の《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚出来ます。 サーチ範囲が非常に優秀なためエルドリッチなら３積み必須(記事を書いてる最中に紙で準制限に指定されてしまいましたね) 【エルドリクシル】カードの中で唯一、相手ターンに墓地から【黄金卿】カードをサーチすることが出来ます。 弱点は《灰流うらら》で妨害されてしまうこと。 いざという時にうららを食うと負けに繋がるためこのカードに頼りすぎるのは注意が必要です。 後述しますが、このカードを使うことで《原始生命態ニビル》を手札に温存したまま相手のモンスターをリリースすることが可能です |
 ? | 白き宿命のエルドリクシル |
| 分類:【エルドリクシル】 解説:手札・墓地の《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚出来ます。 主に《墓穴の指名者》のように墓地の《黄金卿エルドリッチ》を除外するカードを回避するために使用します。 『紅き』と異なり《灰流うらら》に妨害されることがないため、ほぼ確実に《黄金卿エルドリッチ》を墓地からフィールドに特殊召喚することが出来ます。 注意点としては、こちらの『白き』の発動に対して相手に《墓穴の指名者》等でチェーンを組まれた場合は逆順処理で先にこちらの墓地の《黄金卿エルドリッチ》が除外されてしまうことが挙げられます。 このカードは可能な限り回避用のセーフティとして温存し、敵のカードの発動に対して後出しのチェーンを組んでいきましょう。 もし自発的に発動する場合は敵ターンのエンドフェイズに発動することをお勧めします。 相手がメインフェイズに《墓穴の指名者》を伏せていた場合はチェーン出来ないタイミングであり、アンデット以外を特殊召喚出来ないという縛りを回避でき、回ってきたターンで墓地から【黄金卿】カードをサーチ出来るためです。 非常に使いやすく便利なカードですが、デッキに直接アクセス出来るわけではないため、通常の【エルドリッチ】デッキでは０〜１枚採用に抑えるのが普通です。ただしこのデッキでは墓地の《ドーハスーラ》やチューナーアンデットモンスターを再利用する用途にも積極的に使用するため２枚採用 |
 ? | 黄金卿のコンキスタドール |
| 分類:【黄金卿】 解説: 罠モンスター。 《黄金卿エルドリッチ》がフィールドにいる時に発動すればフィールドのカードを選んで破壊できます。 モンスターとしてのステータスは低い部類ですが、【黄金卿】カードは墓地から【エルドリクシル】カードをサーチ出来るため戦闘で墓地に送りやすいのはメリットでもあります。 また星５・光属性であるため《セイクリッド・プレアデス》といった強力なランク５エクシーズモンスターを呼び出すことが出来、デッキに大量に入っているレベル３・チューナーモンスターと組み合わせてサイフレームΩ等のレベル８シンクロモンスターにも繋げやすいといった特徴もあります。 注意点としては【黄金卿】カードの効果はフィールド・墓地、一ターンにどちらか片方しか発動出来ないことが挙げられます。 例えば相手の《ハーピィの羽箒》の発動に対して【黄金卿】カードの効果をチェーンすると、罠モンスター化したこのカードはすぐに破壊されてしまう上に、効果発動したそのターン中に墓地でサーチ効果を発動することが出来なくなり実質的に一枚分のアド損です。 このカードに対する除去効果に対してはあえてチェーンせず伏せたまま墓地に送らせることが多いです。 (もちろん自分フィールドに《黄金卿エルドリッチ》がいて相手の場に破壊したいカードがある場合はサーチ効果の発動を諦めてチェーンします) ＊まさかのMDでの制限化。特にこのデッキはこのカードを起点に展開や妨害を行うことが多かったため痛いです。 |
 ? | 黄金卿のワッケーロ |
| 分類:【黄金卿】 解説:罠モンスター。 《黄金卿エルドリッチ》がフィールドにいる時に発動すれば墓地のカードを除外出来ます。 《黄金卿のコンキスタドール》と同様に星５の扱いやすいモンスターで、主な注意点は《黄金卿コンキスタドール》と同様です。 基本的には相手が墓地のカードを対象にとるカードを発動した時にチェーンして発動し除外を狙う運用になります。 ただし発動するタイミングは敵のデッキによってやや異なるため気をつけましょう。 具体的には「墓地のカードを選択する」カードを投入しているデッキには後出し、「墓地のカードを選ぶ」カードを投入しているデッキには先出しで発動するようにしましょう。(正確には先出しといっても効果の発動に対してチェーンするのがいいと思います) 例えば「墓地のモンスターを選択して特殊召喚する」《死者蘇生》の効果の処理中にチェーンすることで相手が対象にとったモンスターを後出しで除外出来ますが、「墓地のカードを選んで特殊召喚する」《ドラゴンメイドのお心づくし》のようなカードは効果処理時にチェーンブロックを作らないため、《黄金卿のワッケーロ》で後出しができません。 (「選択する」と記載されているカードは対象を取るためチェーンブロックを作りますが、「選ぶ」と記載されているカードは対象を取らずチェーンブロックを作らないためチェーン出来ないのです) ちなみに【ドラゴンメイド】を相手にする時は《ドラゴンメイド・パルラ》《ドラゴンメイド・チェイム》を優先的に除外するといいようです。 若干話は脇道に逸れますが、この辺りの裁定は私がこのゲームをプレイし始めた頃に損をしまくっていた部分でもあるので、もう少し詳しく見ていきます。 例えば《幻影騎士団ステンドグリーブ》のように、「墓地のこのカードを除外して発動できる」と記載されているカードは発動した時にはすでに墓地から除外されているため、《黄金卿のワッケーロ》でチェーンを組んでも発動を無効化できません。 一方、《竜輝巧−アルζ》の効果で《サイバー・エンジェル−弁天−》がリリースされた場合、《黄金卿のワッケーロ》でチェーンして《サイバー・エンジェル−弁天−》を墓地から除外することで発動を無効にすることが出来ます。 これは「リリースされた場合に発動する」と書かれているカードの効果は効果発動時にリリースされた場所にいる必要があるためです。 似たような例でいうと《朱光の宣告者》の効果で手札の《イーバ》が墓地へ送られた場合、《朱光の宣告者》の効果にチェーンして《イーバ》を除外すれば効果は発動しません。 これは《イーバ》の効果が「墓地で発動する」誘発効果であり、墓地へ送られた同一チェーン上で効果を発動できないためです。 (もちろん《イーバ》の効果発動自体に対して《黄金卿のワッケーロ》をチェーンして《イーバ》を除外した場合、効果はすでに発動しているため無効化出来ないので気をつけましょう) |
 | 呪われしエルドランド |
| 解説:サーチカード。 800LPを支払うことで《黄金卿エルドリッチ》か【黄金卿】カードを毎ターンデッキからサーチ出来る永続魔法です。 フィールドに維持し続けてもいいのですが墓地へ送られた時に墓地を肥して【エルドリクシル】カードをサーチ出来るためあえて《黄金卿エルドリッチ》本体のコストにする動きも強いです。 フィールドに存在する限り、アンデット族でしか攻撃出来ないという重いデメリットがあります。 プレイしてる最中に一番うっかり忘れてしまいやすいデメリットなので気をつけましょう。 バトルフェイズに入ってから気付いても手遅れです。 特にこのデッキはアンデット族以外のモンスターをフィールドに出すことが多いのでさっさとエルドリッチのコストにしてしまうのがオススメです |
手札誘発カード
 ? | エフェクト・ヴェーラー |
| 分類:手札誘発 解説:星1・チューナーモンスター。 相手モンスターの効果を無効に出来る誘発効果を持っています。 似たような効果を持つカードには《無限泡影》という手札誘発罠カードがあります。 罠カードなので《黄金卿エルドリッチ》の効果コストにも使えるというシナジーがあるため、純構築で採用する場合は《無限泡影》を採用した方がいいでしょう。 あえてモンスターカードである《エフェクト・ヴェーラー》を採用している理由はチューナー・魔法使い族という特性を活かして展開に繋げられるためです。 このカードをデッキに潜ませておくだけでモンスター＋チューナーモンスターの二枚をフィールドに揃えるだけで、攻撃力5300の《アクセスコード》を建てることが出来るようになります。(出し方は《ハリファイバー》の欄を参照してください) また、これはあまり強い動きではありませんが、星５の罠モンスターに星1チューナーの《エフェクト・ヴェーラー》をチューニングすることで星6《湖之龍》をシンクロ召喚することも一応は可能です。フィールドの墓地に存在する魔法カードが３枚以下の序盤に手札事故を起こした際、罠モンスターを墓地に落としてデッキを回すことが主な目的となります。 また《エフェクト・ヴェーラー》の強みとして名称ターン１がないことが挙げられます。 初手に二枚以上引いたとしても一ターンに何度でも効果を発動出来るため無駄になりません。 このカードの弱点としては相手ターンのメインフェイズにしか効果を無効に出来ない点が挙げられます。 基本的には無効にしたい効果の発動にチェーンして《エフェクト・ヴェーラー》を投げるのが安全ですが、バトルフェイズに発動する効果を無効にしたい場合はメインフェイズ１に《エフェクト・ヴェーラー》を投げておく必要があるので気をつけましょう |
 | 灰流うらら |
| 分類:手札誘発 解説:星３・チューナーモンスター。 デッキからカードをサーチする効果を無効にする効果を持っています。 チューナーモンスターであることから、罠モンスターと組み合わせることで《ハリファイバー》や《サイフレームΩ》等のEXモンスターを特殊召喚することが可能です。 妨害だけでなく強力なモンスターを建てつつ罠モンスターを墓地に落として【エルドリッチ】デッキの循環を加速させる役割も担えます。(詳しい《灰流うらら》の使い方については(-うららのあてどころさんまとめ)のページを参考にしてください) 現代遊戯王ではほぼ全てのデッキに三積み必須とされているある意味最強のカードです。 それにもかかわらず紙環境の【エルドリッチ】デッキではあまり《灰流うらら》を採用していなかったそうです。 理由は《灰流うらら》の大きな役割の一つである「先攻時に相手の《増殖するG》を止める」必要性が純構築の【エルドリッチ】デッキでは薄いためです。【エルドリッチ】デッキは特殊召喚を連続して行わないため、《灰流うらら》を採用せずにその枠に《溶岩魔神・ラヴァゴーレム》等を採用するデッキが多かったのです。 (このデッキでは使いませんが、《溶岩魔神・ラヴァゴーレム》と《御前試合》の組み合わせで盤面をロック出来るため一般的な【エルドリッチ】とのシナジーがあります) 紙と環境がやや異なるこのゲームにおいては「【エルドリッチ】も《灰流うらら》を入れて先攻制圧により強く出るべき」との意見も見かけるため一概には言えませんが、【エルドリッチ】デッキにおいて《灰流うらら》の優先度が他のデッキに比べて下がるということはデッキを組む際に覚えておくといいかもしれませんね。 この【エルドリッチ】デッキでは最初に書いた通り誘発による妨害だけでなくチューナーからいくつかの展開に繋げられるため３枚採用しています |
 | 屋敷わらし |
| 分類:手札誘発 解説:星３・チューナーモンスター。 墓地からカードを出し入れする効果を無効にする効果を持っています。 《灰流うらら》と同様にチューナー・アンデット族という特徴を活かして展開に繋げられます。 《墓穴の指名者》や《鉄獣の抗戦》 といった環境に多い《黄金卿のエルドリッチ》を除外するカードへの対策札として採用。 《灰流うらら》が「効果を無効にする」のに対して、《屋敷わらし》は「発動を無効にする」のは意識される場面は少ないもののれっきとした強みです。(一応《魔女の一撃》の適用範囲になるというデメリットでもあります) また「墓地からカードを動かす効果を含むカードの発動」(意訳)を無効化出来るため、《屋敷わらし》に引っかかる効果をもっているカードは、例え墓地におよぶ効果を発動しなかったとしても屋敷わらしで無効化できます。(「効果を含む」という範囲指定は《灰流うらら》と同じなので、詳しくはうららのあてどころさんまとめのトロイメアリンクモンスターの項目を参考にしてください)。 気をつけて欲しいのは《屋敷わらし》は【鉄獣モンスター】の『自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター１体をＥＸデッキから特殊召喚する。』という効果に対してチェーンを組むことが出来ないことです なぜなら『Aを除外して発動出来る。Bを除外する』と効果が書かれていた場合、Aの除外は『コスト』・Bの除外を『効果』として扱うためです。 《屋敷わらし》は除外する『効果(B)』を含むカードの発動を無効化するので、『コスト(A)』で除外する【鉄獣モンスター】を無効化出来ないというわけです。 ややこしいですね。 |
 ? | 増殖するG |
| 分類:手札誘発 解説:相手が特殊召喚する度に１ドロー出来ます。 このデッキ唯一の非チューナー手札誘発モンスター。(ニビルは誘発ですが別腹) 他の誘発モンスターと違い展開には繋げられませんが、先攻特化気味のデッキですら三積みされているこのカードを後攻特化のこのデッキで採用しない理由がありません。 ちなみに「相手がモンスターを特殊召喚すること」がトリガーとなるため、相手がこちらの場に【壊獣】モンスターやトークンを特殊召喚してきた場合も１ドロー出来ます。 またこのカードの効果で他の手札誘発カードをドローした場合、相手のチェーン１の特殊召喚でドローしたのなら即座に効果を発動出来ますが、相手のチェーン２以降の特殊召喚でドローした場合はチェーン処理を終えるまで新たな誘発効果を発動出来ません。 加えて【エルドリッチ】で稀に採用される《手違い》は「ドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加えることが出来ない」という永続効果を持っていますが、《増殖するG》は「ドローする」効果なので《手違い》により阻害されません。 もしも《手違い》を採用しようと考えている方は覚えておくといいでしょう |
| 無限泡影 |
| 分類:手札誘発 解説:フィールドにカードがない時は相手ターンでも手札から発動してフィールドのモンスターの効果を無効化出来ます。 《エフェクト・ヴェーラー》と違い展開には繋げられませんが、バトルフェイズや自分のターンにも発動出来るのは強みです。 何より《墓穴の指名者》によって無効化されないため、より確実に相手モンスターの効果を無効化出来る誘発カードとなっています。 その上、このカードをセットしてから発動した場合同じ縦列の魔法・罠カードも無効化出来るため癖はありますがバック対策にもなります。 このデッキにおいては《黄金卿エルドリッチ》のコストにすることも可能なのでデッキとの相性も良いため２枚採用(名称ターン1がないため３枚採用してもいいかもしれません) |
その他
 ? | ユニゾンビ |
| 分類:チューナー(初動) 解説:このデッキの唯一純粋な展開用の星３チューナー。 �，鉢△慮�果によりフィールドのモンスターのレベルを一つずつあげることができます。 強みはチューナーモンスターでありながら�△慮�果によりデッキから《黄金卿エルドリッチ》を墓地に落とせるため、初動札にもなること。 ただし墓地を経由するため、相手がカードを伏せている場合は《墓穴の指名者》などで墓地の《黄金卿エルドリッチ》を除外されないよう、手札に回避用の『白き』を握っておきたいところ。 また、そのまま罠モンスターと合わせて星８シンクロに繋げてもいいのですが�，鉢△慮�果を併せてレベルを＋２して星１０《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚することも出来ます。 ただしこの方法でバロネスをシンクロ召喚したターンは�△寮�限よりアンデット族以外攻撃が出来ません。 ちなみに、レベルをあげる対象は相手のモンスターでもいいため、刺さる相手は限られますが誘発の妨害により半端に展開したままターンを渡してきた相手のモンスターのレベルを上げることでその後のシンクロやエクシーズ等の展開の邪魔をすることも一応は可能です。 後述しますが、《死霊王ドーハスーラ》の効果を自発的に発動するためのスイッチ的な役割をすることもあります。 初動カードとしてみるとやや弱いカードではありますが、色々と便利なカードではあるので【エルドリクシル】カードでサーチする前提で一枚のみ採用 |
 ? | 死霊王ドーハスーラ |
| 分類:その他 解説:アンデット族モンスターの効果が発動するたびにフィールド・墓地のモンスターを選んで除外します。 またアンデット属の効果の発動を無効に出来るためアンデット族である《灰流うらら》を無効化することも出来ます 【閃刀姫】や【エルドリッチ】といった除外を苦手とする一部のデッキに対する猛烈なメタカードであり、《I：Pマスカレーナ》により耐性を得た『対象に出来ず破壊されない』《双穹の騎士アストラム》をも『選んで除外』出来るため耐性貫通力も抜群です。 こいつをデッキに添えておくだけで対応出来る状況が非常に広がる上に、とりわけ除外を弱点としない相手に出したとしても相当な圧力を与えることが出来ます。 大概の相手は《黄金卿エルドリッチ》よりも優先してこのカードの除外を狙ってくるため図らずにエルドリッチを除外から守る避雷針的な役割を担うこともあります。 あまりに強いので《アンデットワールド》を採用して力を完全に発揮してもらいたい気持ちもあるのですが、《アンデットワールド》単体では『初動』『捲り札』にならないため厳しいです。 強力ではあるものの初手にこいつを引いてしまうと事故要因にもなりかねない上に召喚・効果を発動できるタイミングがやや遅いため環境次第では抜いた方がいいでしょう。 このデッキのように純エルドに単体でこのカードを投入することはあまりオススメしません いわゆる『時の任意』効果で、アンデット族の効果発動に対してチェーンを組まれてしまうと効果の発動タイミングを逃してしまうため注意しましょう。 (テキストに『〜する時に発動できる』と書かれている効果を「時の任意効果」と呼びます。これは『〜する場合に発動できる』と異なり、発動できるタイミングの直後でなければ効果を発動できません。チェーン等で途中に何らかのを効果や処理を挟まれると発動するタイミングを逃してしまいます) 詳しくは【ドーハスーラ】のデッキ解説を参考にしてください。 初手に引きたくはないため【エルドリクシル】でサーチする前提で一枚のみ採用。 |
 ? | 原始生命態ニビル |
| 分類:手札誘発 解説: 相手が5体以上召喚した場合にフィールドのカードを全てリリース出来ます。 ５回ではなく５体以上という部分は間違えやすいので気を付けましょう。 特にペンデュラム召喚を扱うデッキは１回の召喚で複数体のモンスターを特殊召喚することが多いため、回数をカウントする際は気をつけましょう 弱点はコストではなく効果によるリリースなので無効にされやすいこと(詳しくは《屋敷わらし》の解説を参照) 《増殖するG》で引くことを前提にピンで採用していますが、このカードをドローした時には《フルール・ド・バロネス》や《ヴァレルロード・S・ドラゴン》等の効果を無効にしてくる制圧モンスターが召喚されてしまっていることもあります。 あまり知られていませんがこのカードは【エルドリッチ】デッキと独特のシナジーがあります。 例えばこのカードの発動に対して《紅き血染めのエルドリクシル》等の【エルドリクシル】カードをチェーンすることで「このターン自分はアンデット族しか特殊召喚出来ない」という制約が働き、手札に《原始生命態ニビル》を温存したままフィールドのリリースだけを行うことが出来ます。 (もちろん同一チェーン上だからこそ出来るコンボです。予め【エルドリクシル】の制約が働いている状況では《原始生命態ニビル》の発動自体が出来ません) このコンボが決まった場合、相手は次のターンもこちらの手札のニビルを気にしながら展開しなければならなくなり捲り返すことが非常に難しくなります。 |
 ? | ラーの翼神竜−球体形 |
| 解説: 相手のモンスターを３体リリースして相手の場に通常召喚できるカード。 効果外テキストに書かれたコストによるリリースなので《原始生命態ニビル》のようにリリースを無効化されることはありません （効果外テキストとは……�´△犯峭罎�振られていないテキストのこと。この部分のテキストは効果ではなく、カードの取り扱い説明書のようなものとして扱います。あくまで裁定をカードに記載しているだけなので基本的に無効化は出来ません。さらに厳密なことをいうと例え�´△力汎發暴颪�れていたとしてもコストによるリリースは効果を無効化したところで結局リリースされてしまいます。詳しくは《屋敷わらし》の説明欄を参考にしてください。本当にややこしいですね） また通常召喚なので《虚無空間》や《風の結界像》といった特殊召喚を封じるカードの効果が適用されている状況下でも相手のモンスターをリリース出来るのは《怪粉壊獣ガダーラ》や《溶岩魔神ラヴァゴーレム》にはない強みです。 一方で必ず相手のモンスターを３体リリースしなければならないため小回りが効かないことが弱点。 現環境を想定した場合、【電脳界】や【十二鉄獣】はめったに三体以上展開してこないため引けたところで腐ってしまうリスクが高いでしょう。 環境を考えるとこのカードを抜いた方が強い可能性はありますが、盤面をひっくり返す快感が好きなので私は採用しています またこのカードは相手ターン終了時に自分フィールドに帰ってくる効果があります。《ラーの翼神竜−球体形》は星１０なので同じく星１０の《黄金卿エルドリッチ》と合わせてエクシーズに繋げられるのは【エルドリッチ】ならではのシナジーだと思います ( |
 ? | 拮抗勝負 |
| 分類:手札誘発 解説:自分の場にカードがない時、相手の場の一枚以外のカードを裏側除外させることができるカードです。 上手く決まれば非常に強力なカードですが ・実質後攻時にしか使えない ・一ターン目のメインフェイズ1とバトルフェイズを飛ばす必要がある ・初手以外のタイミングでこのカードドローしてしまった時に腐りやすい といった弱点を抱えています。 ただしこのデッキにおいては ・そもそも後攻しか取らない ・一ターン目は【黄金卿】【エルドリクシル】カードなどの罠カードをセットすることが多いのでメインフェイズ２だけでも初動に大きな影響を及ぼさない ・初手以外のタイミングでドローした場合も《黄金卿エルドリッチ》のコストに出来るため腐らない と、ただひたすらに強力な捲り札となっています。 このカードが手札にある時はあえて手札誘発カードを温存し、敵に展開させリソースを吐かせきった後に盤面を壊すといった選択をとることもあります。 もちろん制圧され発動を無効にされてしまえばそれまでなので基本的にはマストカウンターに誘発を当てましょう |
| 簡易融合(インスタント・フュージョン) |
| 解説: 1000LPを支払うことでレベル5以下の融合モンスターを融合召喚扱いで特殊召喚できます。 「融合召喚で」と記載されているため、正規召喚扱いになり蘇生制限を満たすのは大きなメリットです。 (非正規の手段で特殊召喚されたEXデッキのモンスターは基本的に墓地から特殊召喚できません。これを蘇生制限と呼びます) 《テセウスの魔棲物》をリクルートして《フルール・ド・バロネス》のシンクロ召喚に繋げるために採用。 このデッキの遊び枠。初動にならず、捲り札としても使えないため初手に引くと手札の質を著しく下げてしまいます。ぶっちゃけこのカードを入れない方が明らかに強いのですが面白いカードなので採用しています このデッキには採用していませんが、他にも様々な便利モンスターをリクルート可能です。《サウザンド・アイズ・サクリファイス》や《時の魔導士》をEXデッキに潜ませておくだけで《簡易融合》一枚で相手のモンスターを破壊せずに除去したり、ブラックホール代わりにしたりと、選択肢が増えるのはやはり面白いので機会があったら試してみるといいかもしれません。 特に《時の魔導士》は光属性・星５であるため、罠モンスターとエクシーズすることで《セイクリッド・プレアデス》になれるため採用を検討してみるのもありかもしれません |
EX
 | PSYフレームロード・Ω |
| 分類:シンクロ 解説:レベル８のシンクロモンスター。 罠モンスター＋誘発チューナーで出すことが多いです。 ハンデス効果と除外されているカードを墓地に戻す効果を持ちます。 【エルドリッチ】デッキには墓地から除外されることでサーチ効果を発揮する【黄金卿】【エルドリクシル】カードがあるため、(1)の効果によりこれらを墓地に引き戻すことで一枚で二枚分のカードをサーチ出来るようになります。 相手にターンが渡る度に１枚分のアドバンテージを産んでくれるのです。 除外されている《黄金卿エルドリッチ》を墓地に戻すこともできるため弱点である除外対策にもなります。 (ちなみにこの効果で裏側除外されたカードを墓地に戻すことも可能です。このデッキにはあまり関係ありませんが、裏側除外されたカードを再利用出来るカードは現在１３枚しかなく、その上汎用的に使えるこのカードはかなり貴重なので覚えておくといいかもしれません) (2)の効果によるハンデスはメインフェイズ中であれば相手ターンにもフリーチェーンで発動でき、１ターンの間自身を除外して次のターンに返ってくるという効果なので、相手の除去カードにチェーンして発動することで除去を回避することも可能です。 ただしこの回避はメインフェイズ中にしか使えないので、スタンバイフェイズ中等にこのカードを除去する効果を発動された場合は逃げられないため注意しましょう。 (3)の効果により、破壊されたとしても相手の墓地利用を妨害しつつEXに戻れるのも優秀で閃刀姫のような一部のデッキには刺さります。 基本的にレベル８シンクロを行う時はこのカードをシンクロ召喚します |
 | 天威の龍鬼神 |
| 分類:シンクロ 解説:レベル８のシンクロモンスター。 罠モンスター＋誘発チューナーで出すことが多いです。 攻撃力3000と比較的高い攻撃力を持ち、倒したモンスターの攻撃力を吸収して再攻撃する効果を持つため相手の高火力モンスターを一掃するのに向いています。 さらに相手モンスターが効果を発動した場合、そのモンスターを除外する効果も持っているため軽い制圧も可能です。 ただし効果を無効に出来るわけではないため注意しましょう。 基本的に《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》の方が攻撃力が高く、攻撃回数も多く、《天霆號アーゼウス》に繋げられるという利点があるためあえてこのカードを使うことは少ないですが、シンクロ召喚しかできず高火力モンスターが欲しい時に稀に召喚します |
 | フルール・ド・バロネス |
| 分類:シンクロ 解説:レベル１０のシンクロモンスター。 罠モンスター＋《簡易融合》または罠モンスター＋《ユニゾンビ》でシンクロ召喚します。 対象こそ取るものの表裏問わず破壊出来る効果。 一度きりとはいえ魔法・罠・モンスターの効果を無効化出来る制圧効果等、一枚で完結している強力なシンクロモンスター。 (制圧効果は再召喚しない限り一度しか使えないことは地味に見落としやすい点なので気をつけるといいかもしれません) (3)の効果はこのデッキはレベル9以下の強力なモンスターをあまり採用していないため活用するのは難しいが、この効果で《ドーハスーラ》等を召喚した後、再シンクロを狙うことも一応は可能。 元来先攻制圧デッキにてメインの制圧モンスターの横に添えることで真の力を発揮するカードなので、このデッキにおいてはギミックの一つ程度に捉えるべきだがそれでも出せると一定以上の仕事をしてくれる強力なカードです |
 | テセウスの魔棲物 |
| 分類:チューナー 解説:《簡易融合》により融合召喚出来る星５・チューナーモンスター。 基本的には罠モンスターとあわせて《フルール・ド・バロネス》のシンクロ召喚を狙うこととなります。 ただし星５であることから罠モンスターと合わせてランク５エクシーズモンスターを特殊召喚することも可能です。 チューナーモンスターであることを活かして《ハリファイバー》から《アクセスコードトーカー》にも繋げられます。 また、アンデット族なので一度特殊召喚さえしてしまえば【エルドリクシル】カードで墓地のこのカードを蘇生して再利用することも出来ます(《簡易融合》は「融合召喚」扱いで特殊召喚するカードなので蘇生制限には引っかかりません) このように一枚でさまざまな展開の中継役になれるため、このデッキとは非常に相性が良いカードといえます |
 & | セイクリッド・プレアデス |
| 分類:エクシーズ 解説:ランク５のエクシーズモンスター。【黄金卿】罠モンスター×２体で特殊召喚します。光属性という指定があるため闇属性の《ユニゾンビ》をレベル５にしても特殊召喚出来ない点には一応注意しましょう。フリーチェーンで撃てるバウンス能力を持っているため(このデッキには採用していませんが)《溶岩魔神・ラヴァゴーレム》をバウンスさせることでラヴァ・ゴーレムを除去しつつ再利用するという強力な動きが可能です |
 & | No.61 ヴォルカザウルス |
| 分類:エクシーズ 解説:ランク５のエクシーズモンスター。 相手のモンスターを破壊して攻撃力分のダメージを与えるという強力な効果を持っています。 プレアデスと違い素材指定がないため《ユニゾンビ》と組み合わさて雑に出せるのも強み。 ヴォルカザウルスの効果を使ったターンはどのみちダイレクトアタックが出来ないため《ユニゾンビ》の制約とも噛み合っています。 このデッキには《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》等のバーンダメージを与えるランク１０モンスターを採用しているため、相手を倒し切る時に便利。 破壊する際に対象をとることとバーンダメージは「元々の攻撃」を参照する点には注意しましょう |
 & | 紅貴士 - ヴァンパイア・ブラム |
| 分類:エクシーズ 解説:ランク５のエクシーズモンスター。 あまりパッとしないランク５エクシーズモンスター。 相手の墓地のモンスターのコントロール奪取・毎ターン事故蘇生可能と書いてあることは強力なのですが、奪取したターンは攻撃宣言不可・相手によって破壊された時のみ蘇生可能と制約が重く刺さる場面は限られます。 それでも墓地に依存しているデッキには刺さることがあり、【エルドリクシル】を発動したターンに特殊召喚出来る唯一のランク５モンスターなので採用 |
 & | 超弩級砲塔列車グスタフ・マックス |
| 分類:エクシーズ 解説:ランク１０のエクシーズモンスター。 2000のバーンダメージを与える効果を持ちます。 シンプルな効果ではありますが、《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》と合わせることでワンショットキルを狙うことが可能になります。 基本的には《黄金卿エルドリッチ》二体を重ねてエクシーズ召喚することとなりますが、【エルドリクシル】カードで特殊召喚した《黄金卿エルドリッチ》をそのターンの内に素材にすることは出来ないので気をつけましょう。 (【エルドリクシル】カードの共通デメリットによりそのターンらアンデット族しか特殊召喚出来ないため) |
 & | 超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ |
| 分類:エクシーズ 解説:ランク１１のエクシーズモンスター。ランク１０の機械族エクシーズモンスターに重ねて特殊召喚します。攻撃力6000にパワーアップして攻撃を最大３連打出来るのが特徴。あらかじめ《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》で2000ダメージを与えていれば、6000のダイレクトアタックと合わせて8000ダメージを与えることも可能です。フィニッシャーとして充分すぎるほどの性能を持っているこのカードですが、相手のライフポイントを削りきれなかったとしても《天霆號アーゼウス》に繋げることが可能です。 |
 & | No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ |
| 分類:エクシーズ 解説:ランク１０のエクシーズモンスター。 フリーチェーンで「自身以外の効果を受け付けない」という擬似的な完全耐性を付与出来ます。 あの《天霆號アーゼウス》の効果の発動にチェーンすることで自身を守ることすら可能です。 (ただしアーゼウスが４素材以上の場合は重ねてチェーンされてしまう可能性もあります。その場合はこのカード1枚で２発使わせたと考えましょう) 守備力は4000と高く高い耐性を持つためビートダウン・ミッドレンジ系のデッキと戦うときに重宝するカードですが、攻撃力4000以上モンスターや【壊獣】のようにコストによるリリースには弱いため【壊獣カグヤ】のようなデッキと戦う時にこのカードを使うのは注意しましょう |
 & | 天霆號アーゼウス |
| 分類:エクシーズ 解説:ランク１２のエクシーズモンスター。 エクシーズモンスターならどんなモンスターの上にも重ねることが出来る召喚条件が非常に緩いエクシーズモンスター。 フィールドのカードを全て『墓地へ送る』効果を持ちます。(『墓地へ送る』の強さについてはエルドリッチの効果解説を参考にしてください) ちなみにターン1制限がなくフリーチェーンかつ同一チェーン上で再発動できます。 ４素材重なっている《天霆號アーゼウス》の効果の発動に《無限泡影》などをチェーンして無効化しようとしても《アーゼウス》の効果を再発動されてしまうと結局フィールドをがら空きにされてしまうことは対策として覚えておくといいでしょう |
 | 水晶機巧−ハリファイバー |
| 分類:リンク 解説:リンク２モンスター。 デッキからチューナーモンスターを呼べるためそのままリンク３になれます。 このデッキにおいては《エフェクト・ヴェーラー》を呼び出し、《神聖魔皇后セレーネ》から《アクセス・コードトーカー》に繋げていくのが基本的な動きです。 このデッキでは罠モンスターを墓地に落として【エルドリッチ】の循環をスムーズにしてくれる潤滑油としても働いてくれます。 二つ目の効果も見落とされがちですが、強力です。 このカードはデッキからカードをサーチする都合上《灰流うらら》に止められやすく棒立ちになりやすいという弱点がありますが、その場合は二つ目の効果を使って相手ターンに《水晶機巧−ハリファイバー》をチューナーシンクロモンスターに変換することが可能です。 このデッキでは《湖之龍》に変換します。 詳しくは《水晶機巧−ハリファイバー》のページを参考にしてください 注意点はこのカードから《アクセスコードトーカー》に辿りつくまでに５〜６回召喚・特殊召喚を行わなければならないため、相手の《原始生命態ニビル》の条件を満たしてしまう点です。 特に相手が手札をずっと腐らせている場合はニビルを持っている可能性が高いため、不必要に《アクセス・コードトーカー》の特殊召喚を狙いに行くのは控えましょう |
 | 神聖魔皇后セレーネ |
| 分類:リンク 解説:リンク３モンスター。お互いのフィールド・墓地の魔法カードの数が３枚を越えたら墓地から魔法使い族を蘇生できます。このデッキでは《エフェクト・ヴェーラー》を蘇生させ、《アクセス・コードトーカー》のリンク召喚に繋げます。 このデッキにはあまり関係ありませんが相手ターンにも墓地のモンスターを蘇生できる、名称ターン1がない等目立たない部分も地味に強力です |
 | アクセスコード・トーカー |
| 分類:リンク 解説:リンク４モンスター。リンク４ではありますが、《水晶機巧−ハリファイバー》や《神聖魔皇后セレーネ》のおかげでモンスターを二体並べればそのまま出すことが可能です。 実質的な攻撃力5300で、フィールド・墓地のリンクモンスターを除外するたびに相手フィールドのカードを何度でも破壊できるため簡単に5300のダイレクトダメージを与えられるフィニッシャーです。 見落としやすい点は効果外テキストに書かれている『このカードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない』という文言です このカードが召喚されると同時に(1)の効果が発動出来るため《アクセスコードトーカー》の召喚に対して《激流葬》や《奈落の落とし穴》等の召喚に反応する罠・魔法を発動することは出来ません。 (召喚そのものを無効にする《神の宣告》を発動することは可能です) フリーチェーンで撃てる《バージェストマ・ディノミスクス》等の除去罠・魔法を撃つことも可能ですが、このゲームの仕様上、発動タイミングを『AUTO』にしていると相手が何らかのカードの効果を発動するまでチェーンの確認を省略されてしまうため、相手がそのまま《アクセス・コードトーカー》の(2)の効果を発動してきた場合はその効果に対してチェーン出来ないため、フリーチェーンの除去カードを発動出来ません。 フィールドに召喚されてしまった《アクセス・コードトーカー》を除去したい時はチェーンタイミングを『ON』にするよう心がけてください。 またこのデッキにはあまり関係ありませんが、『このターン、同じ属性のモンスターを除外する事はできない』という縛りがあるため気をつけましょう。 例えば墓地に水属性のリンクモンスターのみが複数体溜まっていたとしても破壊効果を発動出来るのは一度だけです。 厳密には二回目の効果を発動することも可能ですが、その場合《アクセス・コードトーカー》自身を除外しなければなりません。 このゲームの仕様上(というより恐らくはルール上)一度効果発動を宣言してしまったら取り消せないため、うっかり属性の縛りを忘れて発動宣言をしてしまうとせっかく場に出した《アクセス・コードトーカー》をコストにする羽目になりますので意識的に墓地のリンクカードの数と属性をチェックしてください。 墓地のリンクモンスターの数だけカードを破壊出来るため、リンクモンスターをあまり使わないこのカードと【エルドリッチ】デッキとのシナジーはあまり良いとは言えませんが、【エルドリッチ】は元々除去手段が豊富なので２破壊で事足りること・何よりデッキの弱みである高火力を補ってくれるため採用。 非常に簡単に出せることもあり実戦でも多いに役立ってくれています。 詳しくは《アクセスコード・トーカー》のページを参考にしてください |
デッキの回し方
1.コイントス
後攻をとります。
基本的に先攻有利のゲームなのは確かですが、ここまで誘発が多いと《増殖するG》《ラーの翼神竜−球体形》《原始生命態ニビル》《拮抗勝負》等の効果の恩恵を一ターン目から受けられる後攻の方が安定します。
《黄金卿エルドリッチ》の墓地送り効果を一ターン目から相手に向かって撃てるのもメリットです。
基本的に先攻有利のゲームなのは確かですが、ここまで誘発が多いと《増殖するG》《ラーの翼神竜−球体形》《原始生命態ニビル》《拮抗勝負》等の効果の恩恵を一ターン目から受けられる後攻の方が安定します。
《黄金卿エルドリッチ》の墓地送り効果を一ターン目から相手に向かって撃てるのもメリットです。
2展開例
【エルドリッチ】は一ターン目にあまり展開するデッキではありませんが、それでも全くの考えなしに展開していいデッキというわけでもありません。
私自身ミスが多い部分ではありますが、以下に展開例をいくつか書き留めておきますのでご参考になれば幸いです。
例��
・《黄金卿エルドリッチ》＋『黒き』or『紅き』＋『白き』
→初動札である『黒き』『紅き』をコストに《黄金卿エルドリッチ》を墓地へ送りつつ、相手のカードを墓地へ送ります。
この際、相手がカードをセットしていた場合は《墓穴の指名者》により《黄金卿のエルドリッチ》を除外されるリスクを警戒して手札の『白き』を温存します。
墓地の『黒き』『紅き』のサーチ効果を発動して罠モンスターをセット。
罠モンスターをコストにエルドリッチを墓地から手札に加え特殊召喚しましょう。
一方、相手がカードをセットしていなかった場合は『白き』を《黄金卿エルドリッチ》の蘇生コストにして墓地にて二種類分の【エルドリクシル】カードを発動し、《黄金卿エルドリッチ》＋《黄金卿のコンキスタドール》＋《黄金卿のワッケーロ》の盤面を作りにいくこともあります。
(相手がこちらの墓地カードを除外する手段を豊富に持っている【シャドール】や【閃刀姫】のようなデッキと戦う場合は、相手がカードをセットしていなかったとしても『白き』を温存することが多いです)
例��
・《黄金卿エルドリッチ》＋『白き』以外の罠・魔法二枚
・《ユニ・ゾンビ》＋『白き』以外の罠・魔法
→いずれも《黄金卿エルドリッチ》を墓地経由でフィールドに特殊召喚させられる手札ですが、《墓穴の指名者》が飛んで来た時に回避出来ない上に盤面が悲惨なことになります。
この場合は残りの手札と相手の盤面を見て判断する必要があります。
「多少のリスクを冒してでも《黄金卿エルドリッチ》を建てないと耐えられそうにない」と判断した場合は除外される覚悟で《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚しにいきましょう。
例��
・《黄金卿エルドリッチ》＋『黒き』(or『紅き』)＋『紅き』
この場合は手札に『白き』はありませんが、基本的に《墓穴の指名者》を撃たれる覚悟で《黄金卿エルドリッチ》を効果で墓地に送ってから特殊召喚します。
もし《墓穴の指名者》を撃たれなかった場合は、コストとして墓地に送った【エルドリクシル】(黒き・紅き)のサーチ効果を発動させることで一ターン目から、《黄金卿エルドリッチ》＋《黄金卿のコンキスタドール》(＋《黄金卿のワッケーロ》)の盤面を作れます。
《墓穴の指名者》を撃たれてしまった場合も、コストとして【エルドリクシル】カードを墓地に落とせるため、『紅き』＋《黄金卿のコンキスタドール》の１妨害構えることが可能です。
私自身ミスが多い部分ではありますが、以下に展開例をいくつか書き留めておきますのでご参考になれば幸いです。
例��
・《黄金卿エルドリッチ》＋『黒き』or『紅き』＋『白き』
→初動札である『黒き』『紅き』をコストに《黄金卿エルドリッチ》を墓地へ送りつつ、相手のカードを墓地へ送ります。
この際、相手がカードをセットしていた場合は《墓穴の指名者》により《黄金卿のエルドリッチ》を除外されるリスクを警戒して手札の『白き』を温存します。
墓地の『黒き』『紅き』のサーチ効果を発動して罠モンスターをセット。
罠モンスターをコストにエルドリッチを墓地から手札に加え特殊召喚しましょう。
一方、相手がカードをセットしていなかった場合は『白き』を《黄金卿エルドリッチ》の蘇生コストにして墓地にて二種類分の【エルドリクシル】カードを発動し、《黄金卿エルドリッチ》＋《黄金卿のコンキスタドール》＋《黄金卿のワッケーロ》の盤面を作りにいくこともあります。
(相手がこちらの墓地カードを除外する手段を豊富に持っている【シャドール】や【閃刀姫】のようなデッキと戦う場合は、相手がカードをセットしていなかったとしても『白き』を温存することが多いです)
例��
・《黄金卿エルドリッチ》＋『白き』以外の罠・魔法二枚
・《ユニ・ゾンビ》＋『白き』以外の罠・魔法
→いずれも《黄金卿エルドリッチ》を墓地経由でフィールドに特殊召喚させられる手札ですが、《墓穴の指名者》が飛んで来た時に回避出来ない上に盤面が悲惨なことになります。
この場合は残りの手札と相手の盤面を見て判断する必要があります。
「多少のリスクを冒してでも《黄金卿エルドリッチ》を建てないと耐えられそうにない」と判断した場合は除外される覚悟で《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚しにいきましょう。
例��
・《黄金卿エルドリッチ》＋『黒き』(or『紅き』)＋『紅き』
この場合は手札に『白き』はありませんが、基本的に《墓穴の指名者》を撃たれる覚悟で《黄金卿エルドリッチ》を効果で墓地に送ってから特殊召喚します。
もし《墓穴の指名者》を撃たれなかった場合は、コストとして墓地に送った【エルドリクシル】(黒き・紅き)のサーチ効果を発動させることで一ターン目から、《黄金卿エルドリッチ》＋《黄金卿のコンキスタドール》(＋《黄金卿のワッケーロ》)の盤面を作れます。
《墓穴の指名者》を撃たれてしまった場合も、コストとして【エルドリクシル】カードを墓地に落とせるため、『紅き』＋《黄金卿のコンキスタドール》の１妨害構えることが可能です。
| まとめ:手札に『白き』がない時は《黄金卿エルドリッチ》を墓地に送るのは慎重に |
3.ワンキル(ワンショット)の例
��グスタフリーベワンキル
［条件］
1.ターン開始時に《黄金卿エルドリッチ》がフィールドに一体以上存在すること
2.フィールドの《黄金卿エルドリッチ》が一体の場合は手札・墓地に《黄金卿エルドリッチ》が存在すること
3.相手の場に攻撃力0の攻撃表示モンスターが存在するorダイレクトアタックが出来ること
［手順］
1.［条件］を満たす盤面を用意します
2.手札・墓地の《黄金卿エルドリッチ》をss(特殊召喚)
3. 《黄金卿エルドリッチ》2体をエクシーズして《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》をss
4. 《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》の効果を発動し、2000のバーンダメージ
5. 《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》の上に《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》を重ねてss
6. 《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》の効果を発動して攻撃力を6000に強化
7. 《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》で攻撃して6000のダメージ
��アクセスエルドワンキル
［条件］
1.フィールド・墓地の魔法カード数が３枚以上であること
2.手札・フィールドにチューナーモンスターがいること
3.フィールドに2以外のモンスターがいること
4.手札・フィールド・墓地に《黄金卿エルドリッチ》が一体以上存在すること
［手順］
1.［条件］を満たす盤面を用意します
2.手札からチューナーモンスターを召喚します
3.二体のモンスターから《ハリファイバー》をss
4. 《ハリファイバー》の効果を発動しデッキから《エフェクト・ヴェーラー》をss
5. 《ハリファイバー》と《エフェクト・ヴェーラー》で《神聖魔皇后セレーネ》をss
6. 《神聖魔皇后セレーネ》の効果を発動して墓地から《エフェクト・ヴェーラー》をss
7. 《神聖魔皇后セレーネ》と《エフェクト・ヴェーラー》で《アクセスコードトーカー》をss
8. 《アクセス・コードトーカー》の効果を発動して相手フィールド上のモンスターを全て破壊
9.手札・墓地の《黄金卿エルドリッチ》の効果を発動してss
10.攻撃力5300の《アクセスコードトーカー》と攻撃力3500の《黄金卿エルドリッチ》でダイレクトアタック
一応詳しく書きましたが、どちらもかなり頭の悪い脳筋で簡単なワンショット方法です。
注意点:リンク召喚やエクシーズ召喚を行う前に【エルドリクシル】カードを発動していると「このターン、アンデット族以外特殊召喚出来ない」という制約が働き、ワンキル出来なくなります。
また、フィールドで《呪われしエルドランド》を発動していると「アンデット族以外攻撃出来ない」という制約がかかってしまうためその点も留意しましょう
［条件］
1.ターン開始時に《黄金卿エルドリッチ》がフィールドに一体以上存在すること
2.フィールドの《黄金卿エルドリッチ》が一体の場合は手札・墓地に《黄金卿エルドリッチ》が存在すること
3.相手の場に攻撃力0の攻撃表示モンスターが存在するorダイレクトアタックが出来ること
［手順］
1.［条件］を満たす盤面を用意します
2.手札・墓地の《黄金卿エルドリッチ》をss(特殊召喚)
3. 《黄金卿エルドリッチ》2体をエクシーズして《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》をss
4. 《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》の効果を発動し、2000のバーンダメージ
5. 《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》の上に《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》を重ねてss
6. 《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》の効果を発動して攻撃力を6000に強化
7. 《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》で攻撃して6000のダメージ
��アクセスエルドワンキル
［条件］
1.フィールド・墓地の魔法カード数が３枚以上であること
2.手札・フィールドにチューナーモンスターがいること
3.フィールドに2以外のモンスターがいること
4.手札・フィールド・墓地に《黄金卿エルドリッチ》が一体以上存在すること
［手順］
1.［条件］を満たす盤面を用意します
2.手札からチューナーモンスターを召喚します
3.二体のモンスターから《ハリファイバー》をss
4. 《ハリファイバー》の効果を発動しデッキから《エフェクト・ヴェーラー》をss
5. 《ハリファイバー》と《エフェクト・ヴェーラー》で《神聖魔皇后セレーネ》をss
6. 《神聖魔皇后セレーネ》の効果を発動して墓地から《エフェクト・ヴェーラー》をss
7. 《神聖魔皇后セレーネ》と《エフェクト・ヴェーラー》で《アクセスコードトーカー》をss
8. 《アクセス・コードトーカー》の効果を発動して相手フィールド上のモンスターを全て破壊
9.手札・墓地の《黄金卿エルドリッチ》の効果を発動してss
10.攻撃力5300の《アクセスコードトーカー》と攻撃力3500の《黄金卿エルドリッチ》でダイレクトアタック
一応詳しく書きましたが、どちらもかなり
注意点:リンク召喚やエクシーズ召喚を行う前に【エルドリクシル】カードを発動していると「このターン、アンデット族以外特殊召喚出来ない」という制約が働き、ワンキル出来なくなります。
また、フィールドで《呪われしエルドランド》を発動していると「アンデット族以外攻撃出来ない」という制約がかかってしまうためその点も留意しましょう
4.【エルドリッチ】デッキを使う際に気をつけた方がいいこと
カードの個別解説の欄で説明した内容ではありますが、大半の方は読み飛ばしていると思うので念のため記載します
��同じ【黄金卿】【エルドリクシル】カードを墓地に貯めない
→【エルドリッチ】のサポートカードはフィールド・墓地で異なる効果を発揮しますが、一ターンに片方ずつしか使用することができません。
特に使いやすい《紅き血染めのエルドリクシル》を毎ターン連続してフィールド上で使用してしまい、墓地に溜めてしまうと【エルドリッチ】カードの循環が滞り、結果的にボードアドバンテージ・テンポアドバンテージの面で損をしてしまうことがあるので気をつけましょう。
��相手のバック除去(《ハーピィの羽根箒》等)に対してうかつに罠モンスターをチェーンしない
→ 黄金卿のコンキスタドールの解説で説明した通りです。
�� 《黄金卿エルドリッチ》を墓地に送る際は《墓穴の指定者》等の除外カードを警戒する
→デッキによって警戒するカードは異なりますが、まずはどのデッキにも入っている《墓穴の指定者》を警戒するよう心がけましょう。
具体的には相手の魔法・罠カードがセットれている時には『白き』を使える状態にしてから《黄金卿エルドリッチ》を墓地に送るようにしてください。(『紅き』でも問題ありませんが、《灰流うらら》に止められにくい分、『白き』の方が信頼できます)
��【エルドリクシル】カードは出来ればチェーン2以降に発動する
→初期ランク帯で特に採用率の高い《奈落の落とし穴》や《激流葬》は「召喚された時発動できる」という『タイミングを逃す』テキストとなっています。(『タイミングを逃す』の説明については《死霊王・ドーハスーラ》の項目を参考にしてください)
チェーン2に【エルドリクシル】カード、チェーン1にその他のカードでチェーンを組んだ場合、
《激流葬》の発動タイミングは、【エルドリクシル】カードで《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚した直後ですが、すぐにチェーン1のカード処理が始まってしまうため発動出来るタイミングがないのです。
従って【エルドリクシル】カードをチェーン２以降に発動するだけで《激流葬》のケアができるようになります。
《奈落の落とし穴》や《激流葬》といった罠カードの採用率の低い、高ランク帯の方にとってはあまり意識する必要のない話かもしれませんが、それでも《激流葬》の破壊力はバカに出来ませんし、ケアする方法を知っておいて損はないかと思います。
なお【黄金卿】カードをチェーン1・『紅き』をチェーン2にしてチェーンを組んだ場合、《紅き》を《灰流うらら》等に止められてしまう可能性が高く、フィールドに《黄金卿エルドリッチ》がいない状態で【黄金卿】罠モンスターを特殊召喚する羽目になりがちです。
(その上、チェーン1の【黄金卿】罠モンスターが特殊召喚されたタイミングで《激流葬》の発動が可能となるので結局ケアになりません)
この場合は採用率の高い《灰流うらら》を警戒し、先に《紅き》を単体で発動してフィールドに《黄金卿エルドリッチ》が特殊召喚されたのを確認してから、【黄金卿】カードを発動することをオススメします。
慣れて来た人向けのテクニック・豆知識
�� 《原始生命態ニビル》を手札に温存したまま、リリースのみ行う方法
| ［手順］ 1.手札の《原始生命態ニビル》の効果を発動する 2. 《原始生命態ニビル》の効果にチェーンして【エルドリクシル】カードの効果を発動する |
(チェーン1.原始生命態ニビル チェーン2.【エルドリクシル】の順で発動する)
解説:
この方法でカードを発動すると逆順処理によりチェーン２【エルドリクシル】→チェーン1 《原始生命態ニビル》の順で処理されます。
この場合、先に【エルドリクシル】の「このターンアンデット族しか特殊召喚できない」という制約が働くため、岩石族の《原始生命態ニビル》は特殊召喚されずに手札に温存されます。
「《原始生命態ニビル》が特殊召喚されないのならリリースも行われないのでは？」と疑問を抱かれるかもしれませんが、遊戯王には「既に発動したカードの効果は、効果処理が行えなくなったとしても、テキストを左上から読んで可能なところまで処理を行う」という原則があります。
つまり特殊召喚を行えなくなった《原始生命態ニビル》の効果処理は下図の赤線部分まで行われることとなります。
《原始生命態ニビル》のテキストは「リリースし、特殊召喚する」(意訳)と記載されているため特殊召喚を無効化されたとしても、リリースまでは効果処理が行われるのです。
これにより、相手は次のターンもこちらの手札の《原始生命態ニビル》を警戒しながら展開しなければなりません。
| 注意点: 《原始生命態ニビル》が特殊召喚出来ない都合上、自分の盤面がガラ空きになります。 このコンボは予め【エルドリクシル】をセットする必要があるため、デュエル中盤にコンボの条件が整うことが多いです。 すでに相手の墓地にリソースが溜まっている場合、《原始生命態ニビル》で相手のモンスターをリリースしたとしても墓地から再展開されてそのターン中にフィニッシュを決められてしまう恐れもあるため、使い所には気をつけましょう。 |
��《スキルドレイン》が強化状態の《黄金卿エルドリッチ》のステータスをリセットしない理由
このデッキでは使いませんが、【エルドリッチ】デッキの《スキルドレイン》採用率は高いと思うので少し解説します。
そもそも《スキルドレイン》は「フィールドのモンスターの効果」を無効化する効果を持っています。
しかし、黄金卿エルドリッチは《スキルドレイン》下でも効果でステータスを強化した状態を維持出来ます。
《スキルドレイン》は『「自分のステータスのみを変動させる効果」を後からリセットさせることは出来ても、「他人のステータスを変動できる効果」は後からリセット出来ない』という裁定がなされているためです。
| 《黄金卿エルドリッチ》のステータス強化は墓地で発動するから「フィールドの効果を無効にする」《スキルドレイン》に発動を邪魔されず、「他のカードに付与できる効果」なので後からリセットされないのです。 |
引用元(https://m.youtube.com/watch?v=Mr1Jjx4sbiE)
《スキルドレイン》を使わないデッキを使う場合でも、この裁定を知っていると《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》でモンスターのステータスをリセットしたい際、そのステータス強化が「自己強化」か「付与強化」によるものなのか着目することでリセット出来るか否か判断出来るようになります。
他にも《スキルドレイン》の解説やテクニックについては
《スキルドレイン》下で《スターダスト・ドラゴン》の効果は発動出来るのに、最近流行りの《D−HERO デストロイフェニックスガイ》の効果が発動できない理由等も理解出来るようになります。
(コストによるリリースか、効果による破壊の違いです。コストと効果の違いが分からない方はこちら)
※ちなみに、引用元の動画で「《エフェクト・ヴェーラー》で無効化したモンスターはフィールドから離れた場合でも効果を無効化できる」という説明があります。
私がMDで試したところフィールドから離れたモンスターが《エフェクト・ヴェーラー》によって効果を無効化されていたのにもかかわらず墓地で効果を発動してしまうといったケースが何度も起こりました。
これは《エフェクト・ヴェーラー》が「フィールドで発動する効果を無効にする」ためです。
例えば「フィールドで発動するが発動時にリリースされる」《スターダスト・ドラゴン》の効果は《エフェクト・ヴェーラー》で無効化出来ます。
しかし「墓地へ送られた時に発動する」《クリッター》のような効果は《エフェクト・ヴェーラー》で無効化出来ません。
実践では後者に該当するモンスターの方が多いので(前者はそもそも《エフェクト・ヴェーラー》を当てられないことが多い)私のように無駄撃ちしないよう気をつけましょう
�� 《神の宣告》や《崇高なる宣告者》で無効にできない効果
今回のデッキには採用していませんが、【エルドリッチ】は永続罠を守るために《神の宣告》を採用している方が多いと思います。
ランクマで猛威を奮っている《崇高なる宣告者》を使っている方も多いでしょう。
私を含めこれら「無効にし破壊する」カードの効果の適用範囲が分からず戸惑った方もいると思うので詳しく説明させていただきます。
まずはこちらの動画をご覧ください。
説明は以上です。
引用元(https://m.youtube.com/watch?v=_xR8JAoYI88)
ほぼ動画の内容通りですが、一応私からも簡単に説明します。
《神の宣告》や《崇高なる宣告者》はカードの発動は無効に出来ても効果の発動は無効に出来ません。
例えば永続魔法《呪われしエルドランド》をフィールドに設置した時(カードの発動)は《崇高なる宣告者》で無効に出来ますが、既に設置されている《呪われしエルドランド》がサーチ効果を発動した時(効果の発動)は無効にできません。
似たような理屈で《融合》の発動に対して《神の宣告》を発動して無効化することはできますが、《融合》によって行われた特殊召喚を《神の宣告》で無効化することは出来ません。(後者は効果処理中に特殊召喚が行われるため間に挟まることが出来ないそうです)
このように《神の宣告》等で無効化できる特殊召喚を『ルールに基づく特殊召喚』、無効化できない特殊召喚を『効果による特殊召喚』と区別します。
ちなみにこのデッキに《神の宣告》や《永久に輝けし黄金卿》といった無効カウンター罠を採用していない理由は「これらのカードにより護りたい永続罠を採用していないため」です
後攻時に初手に引いても初動にならず捲れるわけでもないため本来の強みを活かしにくいというのも理由の一つです。
新環境の【エルドリッチ】
まだ環境が十分に固まっているとは言い難い上にあまり数を回していないためなんともいえませんが、
・《黄金卿のコンキスタドール》の制限によりEXデッキアクセスし辛くなったこと
・除外手段が豊富な【相剣】や効果により自身を破壊する《D−HERO デストロイフェニックスガイ》が流行している
といった背景があることから、あえて《スキルドレイン》を抜くメリットが薄くなったと感じます。
(星8《黄金卿のガーディアン》に星2《ホップ・イヤー飛行隊》を手札からチューニングして星10《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚したり、永続罠の代わりにこのデッキに積んでいた《灰流うらら》《屋敷わらし》がデスフェニに刺さったりとメリットがないわけではありません)
一方、従来型のエルドリッチはまだまだ勝ち越せるだけのパワーはあると感じています。
【アンデット】や【シャドール】と混合する型も流行ってるようです。
私自身は来月のランクリセット後もこのデッキを改良したものを使いたいと考えているのでもし通用するようでしたら、改めてこのページでご報告させていただきます。
・《黄金卿のコンキスタドール》の制限によりEXデッキアクセスし辛くなったこと
・除外手段が豊富な【相剣】や効果により自身を破壊する《D−HERO デストロイフェニックスガイ》が流行している
といった背景があることから、あえて《スキルドレイン》を抜くメリットが薄くなったと感じます。
(星8《黄金卿のガーディアン》に星2《ホップ・イヤー飛行隊》を手札からチューニングして星10《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚したり、永続罠の代わりにこのデッキに積んでいた《灰流うらら》《屋敷わらし》がデスフェニに刺さったりとメリットがないわけではありません)
一方、従来型のエルドリッチはまだまだ勝ち越せるだけのパワーはあると感じています。
【アンデット】や【シャドール】と混合する型も流行ってるようです。
私自身は来月のランクリセット後もこのデッキを改良したものを使いたいと考えているのでもし通用するようでしたら、改めてこのページでご報告させていただきます。
終わりに
本来はMDで遊戯王を初めた私と同じような初心者に【エルドリッチ】を布教するために書き始めた記事なのですが、もたもたと記事を書いている内に【エルドリッチ】を無条件にオススメ出来る環境でもなくなってしまいました……。
それでも裁定や豆知識の部分で誰かの参考になったのなら幸いです。
私自身ぺーぺーなので誤った記載も多々あると思いますが、参考にしたいので遠慮なく指摘していただけると助かります。
この記事を書く際にもおんJの歴戦のデュエリストにアドバイスを貰いましたが、本当に参考になりました。
長い記事に目を通していただきありがとうございます。
おしり
それでも裁定や豆知識の部分で誰かの参考になったのなら幸いです。
私自身ぺーぺーなので誤った記載も多々あると思いますが、参考にしたいので遠慮なく指摘していただけると助かります。
この記事を書く際にもおんJの歴戦のデュエリストにアドバイスを貰いましたが、本当に参考になりました。
長い記事に目を通していただきありがとうございます。
おしり
このページへのコメント
力作の解説乙です