おんJマスターデュエル部wiki

もっとも問題になる負け方。相手の事故でしか勝ちを拾えない状況、めっちゃ病む。
まずはそのデッキが何をして勝つのか、基本的なコンセプトを確立させる必要がある。

「全てのデッキに対して通れば大体勝ち」レベルの動きは無くてもいい。そういうの持ってなくても環境にいるデッキはある。
とはいえ、通れば半分以上の相手が困ってくれるような強い動きを１つは持っていないと、ガチ環境ではなかなかやっていけない。

youtubeの回し方動画なんかでデッキの理想展開・勝ちパターンを理解して、その動きに必要なカードをデッキに揃えるのが急務や。
最低限それが済んだ状態が「デッキが形になった」というやつやと思うで。

あと、回ってるのに粘られてしまって勝ちきれずに逆転される場合は、フィニッシャーが足りてないケースが多い。
《アクセスコード・トーカー》《ヴァレルソード・ドラゴン》のような、一気にライフを削り切って1ターン早くゲームを終わらせるようなカードが必要かもしれない。
テーマ内カードに足りない決定打を汎用カードで補うの、環境下位デッキほど大事だったりする。勝てる時に勝ちたい。総合勝負では最終的には環境トップに敵わないことが多いので。

勝ち筋がはっきりした直後にあらゆるデッキが直面する課題。安定性。
サーチカード・ドローソースをケチっているならそこを生成してくれっていうのが定番解答やな。

テーマ系サーチカードでデッキを安定させる価値は、勝ちを求めるうえでは手札誘発なんかを揃えること以上に高いと思う。
というのも、相手の動きを一旦止めたところで自分が強い動きをできなければ結局次のターンで仕留められる危険が残るからな。
あと相手に先攻を取られたところからひっくり返すタイプのカードより、先攻でも後攻でも勝率に寄与するカードをまず揃えたいというのもある。

紙の世界ではマッチ戦(３回戦って先に２勝した方が勝ち)形式が主流なのもあって、最低限66％は動けないと紙束やな！という基準があったが
マスターデュエルでもそのくらいの安定感は欲しい。
デッキ編成画面のお試し5枚ドローを繰り返してみて、1/3以上事故っているようなら受け身の防御札とかメタカードとか作ってる場合じゃないってことや。*1
初動が足りねえ！とスレで叫んでくれると、反応するホモたちもアドバイスしやすい。

デッキの自由枠に余裕があるときに出張組でサブプランを作って補うケースや、単独で相手の動きを止められる強力な永続罠が実質的な勝ち筋とみなせるケースなど
デッキごとにいろいろと手札事故死を減らす工夫があるで。

なお弱テーマの場合は、マジでどうあがいても初動が足りないしどうにもならないで糸冬了ということもある。

弱テーマにありがちな悩み。うらら１枚で初動止まる問題。

直球で解決に行くならば《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》で手札誘発を潰しに行こうといった話になるんやが
こういう悩みが出てくる時点で、大抵はデッキ４０枚がおおよそ整っており、対策カードを増やすためにデッキ枚数を増やすのか、それとも何かを削るのかといった状況にあることが多いことだろう。

結論から言うと、指名者をガン積みするのは、先攻制圧が最大の勝ち筋になっているタイプのデッキ(とあと自由枠の多さが強みなデッキ)だけでええと思う。
それ以外のデッキがうららや増Gを重たく感じるのは、初手に問題があるからという理由が考えられるからや。

そのとき考えるのは、まず手札のうち何枚が１ターン目の構えに寄与できているかということ。
手札すべてが何らかの形で相手に圧をかけるのが理想や。
つまり、止められなければアドを稼げるカードと、相手の動きを止めにいくためのカードだけで構成された初手が一番強い。
こういう手札であれば、自分の動きが潰されたあとも相手の動きを潰し返してイーブンに持っていく流れが見える。

逆に、通常召喚権が無いと動けないカードが複数手札にあるときや、役割の被った永続罠を複数枚握っているときなど
手札のうちであまり機能していないカードがあると、自分のカード１枚を相手の手札誘発１枚で止められるだけで一気に苦しくなる。実質的な初手が少ないからやな。
そういう時には、強い場面があるカードだとしても枚数を落としてみて、まず腐らないタイプの汎用的なカードを増やすような調整が有効だろう。*2

一方、手札がちゃんと機能しているのに相手に押し切られてしまうような負け方をしている場合は
そもそも相手の手札誘発が重いのではなく、自分のパワーが足りないという話。
そもそも選んだテーマがよわ……環境にマッチせず苦しい立場にある可能性が高く、特定の相手に狙いを定めたり上ブレ運ゲー上等の尖った構築を模索するしかない。

この辺からちょっと事情が変わってきて、それは本当にデッキを変えてまで対応すべきことなのか？という話になってくる。

基本的には相手の先攻1ターン目に介入できる手札誘発を増やしたり、あるいは壊獣や一滴・結界波など無理やり盤面を無力化するカードを増やしたり、
永続罠による拘束であればライトニング・ストームや羽箒やツイツイで対処するなどのやり方になるだろう。

だが、こうした相手の動きに対処するカードを入れ過ぎると事故ってしまう。
いろんな相手に対応しようとして、限られた相手にしか強く出れないメタカードをいろいろとつまみ食いするようなことをしてると結果的に誰に対しても不利な位置に行ってしまいがちだ。


そもそもどんなデッキも大概は「こういう動きを上手くやり切れば勝てる」というコンセプトを持って作られているもの。
相手が理想的な動きをやり切っているのであれば、その時点で不利なのはもう当然だ。
それを後からひっくり返すというのは、自分の握っているデッキの強みが相手と噛み合って初めてできることだと思ってほしい。

大量の手札誘発を積み込んで相手の動きに必ず対処するとか、壊獣や一滴でひっくり返してそのままワンキルするとか
そういう戦い方ができるのは、最初からそういうコンセプトを持って作られているデッキだからだ。自分の選んだデッキテーマがそういうことに向いているかをよく考えて欲しい。
上手く調整すれば環境上位の奴らをまとめて相手取れるようなデッキというのは、それ自体が凄まじい強みであり、大抵すでに環境上位にいる。
誰とでも戦えるようなデッキは、基本は環境最上位にしかいない。

マイナーなテーマを握る時はどこかで割り切って「すべてのデッキと対話するのは、このテーマでは無理」という気持ちで調整した方がいい。

それでも無理をして特定デッキの対策に寄せるなら、まず対戦記録を付けてメタ対象の分布数を考えてみるとか、
相手の性質を研究して、数枚の入れ替えでほんとうに勝率が改善できるのか考えてみるとかの面倒な作業を挟むことになってくる。
まあそれはそれでカードゲームの醍醐味よね。ワイくんそういう作業でマイナーテーマちまちま弄るのたのしい。